生き物発見!大興奮!

綺麗な川に顔をつけると、そこに広がるのは生き物たちの世界。
水遊びの楽しさに生き物との触れ合いが重なれば、
もうワクワクは止まらない。

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自分で捕まえるとすごく楽しい

自然の中での水遊びの醍醐味といえば、出会ったことのない生き物たちとの触れ合いだ。水の流れが緩やかで、かつ子どもの足首がつかる程度の浅瀬なら、安心・安全に生き物と遊ぶことができる。子どもや水遊びビギナーにおすすめの生き物遊びの一つが、『見釣り』。獲物を間近で観察できるだけでなく、捕まえる喜びまで手軽に味わえる。

「使う道具は、箱メガネと釣竿。釣竿といっても特別なものは必要なく、現地で見つけた適当な小枝に、釣具屋さんで購入できる極小の針と糸を結びつけた即席竿です。今回使用したのは、あらかじめ糸が結ばれたタナゴ用の針。針先に魚を外れづらくする小さなトゲがないタイプの針なので、魚へのダメージが小さく、子どもでも扱いやすくなっています。その針に、魚の餌となるサシ(これも釣具屋で購入可)をつければ仕掛けは完成。さっそく川に入りましょう」
「箱メガネで川の中を覗いて獲物を発見したら、竿をそっと落としてみよう。パクッと食いついた瞬間に竿先を『ピンッ!』と跳ね上げて。すると口に針がかかり、あっという間に魚が釣れます」(藤原さん)

親子で協力して生き物ゲット

見釣りを存分に楽しんだ後は、より多くの生き物たちに出会える『ガサガサ』に挑戦!
「『ガサガサ』とは、岸際の岩に隠れた魚を“タモ”と呼ばれる網に追い込んで、すくい上げる漁法です。
一人が草陰の下流側にタモを静かにセットしたら、もう一人が上流側から足を使って草をガサガサと震わせ、魚をタモへと追い込みます。追われた魚は岸に沿って逃げるので、網をしっかりと岸際にくっつけておくこと。魚が網へ入り、逃げ出す前の一瞬でタモを引き上げる。
このタイミングも重要です。何度か挑戦して、コツを掴みましょう」(藤原さん)

やったー! 手のひらサイズの魚を捕まえたよ。こっちはエビを捕まえた! いったん飼育ケースに入れて観察しよう。なんていう魚かな? 大きさはどのくらい? 透き通っていてキレイだね。喜びの声が川辺に響き渡る。

水辺で生まれた「なぜ?」「どうして?」が日常にも浸透すると、想像力が働き、探究心が強くなる。そして、こうした自然や生き物との触れ合いは、子どもたちの好奇心を育み、親子のコミュニケーションに不可欠な言葉までも豊かにしてくれる。

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